三年ちょいもの間ダラダラと連載していた漫画「
首守」が完結しました。
地味に連載漫画では初めてまともな完結を見せた作品なので、
残りの続き物の方も頑張ろうと思います。
……と、ここで唐突に
打ち切り続かなかった方の連載の話をば。
唐突に終わりになったミズノソコ(詳細はこちら→「
お詫びとお知らせ」)ですが、最後のページからの展開が知りたいとのご意見を幾つか頂きましたので、この機会に「あの後どうするつもりだったのか?」を書いておこうと思います。
まず前提として、ミズノソコの時系列(旧作時系列)ではあの時点(二年生はじめ)で乙瓜と七瓜が既に半ば和解(諸々の謎はあるけど敵ってわけでもないかな、くらい)の状態にあり、周囲もそれにある程度理解がある状態(七瓜に敵意むき出しなのは魔鬼くらい)でした。これはだいたい「百々目鬼」での関係に準じております。
現行本編と同じ所は七瓜が乙瓜との思い出を持っており、乙瓜は七瓜との思い出を失くしている(けれど時折何かのきっかけで思い出すことがある)という事でしょうか。
(ついでに眞虚ちゃんが水祢と契約したわけではなく乙瓜からラーニングして護符使える設定だったのですが、その変は本筋にあまり関係ないので割愛)
そんな前提で、あのバケモノはかつて烏貝姉妹が供養した、皆に忘れられていた古い時代の水害犠牲者の霊の集まり(現行本編で云う所の雑霊的な存在だけど、自我はある。融合してるだけ)で、【以前自分を供養してくれた子】に会う為に現れました(なんと)。
もっと細かく言うと少し前の大雨で慰霊碑が流されてミズノソコで眠っていた霊達が目覚め、しかし自分たちは眠っていたいので、「あの時お花をくれた子に会えば、また弔ってくれるのでは?」と考えたが為に会いに来た、というわけなのです。
……なので、幼い日の七瓜に似ていた丹波ちゃんの前に現れた時点で敵意は無かったのです(絵面は怖い感じだったけど)。美術部が攻撃してきたので反撃しました。
何故か無敵状態になっているのはやられそうになる度に大霊道から漏れ出た力を吸収して自分を大きく強くしていったからです。目的は成仏する事だったのに、あの龍みたいになった時点では攻撃を受け続けてちょっと混乱&暴走していました。
ですが美術部の猛攻によってその回復力は次第に衰え、遂にとどめを刺される寸前まで追い込まれます。
一方、眞虚ちゃんは嶽木の囁き(あれ嶽木でした)で川底に沈んだ慰霊碑に気付き、バケモノの正体を悟ります。そして乙瓜と霊達との間に入った辺りで漫画は止まってしまっていますが、あの後は眞虚ちゃんの説得で乙瓜は過去の出来事をハッキリと思い出し、かつてのように野花を集めて霊を慰め、ついでに護符の力で成仏させて終わりの予定でした。
そうです。前提に何やら長々と書いていましたが、これ乙瓜が七瓜との記憶の断片を思い出す話でもあったんです。
ですが描きたいところを描きたい分だけしていった結果……後からちゃんと考えて始めた本編との折り合いが……ね?(´・ω・` )
というわけで「ミズノソコ・どうするつもりだったのか」
意外とあの漫画読んで下さってる方居たみたいで本当申し訳ございませんでしたorz
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