ねこについて

治療開始からしばらく小康状態を保っていたねこですが、今朝、恐らく未明から明け方にかけての間に旅立ちました。
今月上旬の定期通院と抗がん剤の投薬の際にはリンパの腫瘍がでやすい部分に異常はなかったのですが、徐々に食事を摂らなくなり、14日になって目に見えてぐったりしはじめたので病院で検査したところ、リンパ腫が既に消化器側に転移しており、じわじわと腹水が溜まっている、それでお腹がパンパンになり食べ物を受け付けられないのだろう……との診断でした。
それから約10日、毎日免疫の注射をして炎症を止める錠剤を飲ませ、流動食を与えていましたが、徐々に立って歩くこともままならなくなり、かろうじて飲めていた水も飲めなくなり、病院側にも「このまま延命を続けるか否か考えておいてください」と、そう言われた矢先でした。

最期はこたつの中にもぐっていて（まだ夜間は肌寒いこともあるため、猫のためにとつけていました）、固まったままの耳はまっすぐ上を向いていましたので、逝く直前は苦しくなかったのだと思いたいです。
最後の10日ほどは本当に苦しそうにしていて、「明日起きたらもう冷たくなっているのではないか」という考えが何度も頭を過りましたが、10日と少し耐えてくれました。
我慢強く生命力の強い子でした。
リンパ腫にかからなければもっと長生きできたのではないかということが悔やまれますが、今はただ、彼が苦しみから解放されたことに安堵しています。

ペット葬儀の会社に連絡をとったので、今週のうちにはお骨にしていただく予定です。
SNS等で心配して声を掛けてくださった皆様、ありがとうございました。
動物病院の先生には後日改めてお礼を伝えに行きます。